財寶を見つける手がかりとなる「水晶髑髏の岩山」にたどり著いた女子高生・大和鮒子。昔の海賊が仕掛けたトラップを見破り、寶の在り処につながる洞窟を見つける。ファンタズマゴリア號の海賊たちもリーダーのスズキを筆頭に、３人の精鋭海賊がフナコのあとを追う。一方、因縁の怪物ザメと戦い「本來の自分」を取り戻そうとするカトーは、壯絶な血戦を繰り広げる。その様子はフナコの目に哀れに映り、物語は意外な展開をみせる！！

望月ミネタロウ

1964年、神奈川県生まれ。84年講談社ちばてつや賞優秀新人賞を受賞し、85年「ヤングマガジン」でデビュー。同年『バタアシ金魚』を連載開始。主な作品に『バイクメ~ン』『お茶の間』『鮫肌男と桃尻女』『ドラゴンヘッド』『萬祝』『ずっと先の話』等がある。また『ドラゴンヘッド』で第21迴（1997年）講談社漫畫賞、第4迴（2000年）手塚治蟲文化賞マンガ優秀賞を受賞している。