第Ⅰ部　「行為主体性」
1章　「動物と話す人々」山口未花子
2章　「告げ口をするブタオザル：ボルネオ島プナンにおける動物アニミズム」奥野克巳
第Ⅱ部　「分離不能性」
3章　「西欧におけるハイブリッドとしての怪物：人間と動物を構成要素とするその身体と役割をめぐって」松平俊久
4章　「『人間ゴリラ』と『ゴリラ人間』: アフリカ熱帯林における人間=動物関係と人間集団間関係の交錯と混交」大石高典
5章　「生きているマンダラ: ヴァジュラ・ヨーギニーとサンクの生態宇宙論」石倉敏明
第Ⅲ部　「境界性」
6章　「隠岐島のばける蛇：または森羅万象に口を割らせること」近藤祉秋
7章　「野生動物とのつきあい方：: 生物多様性保全におけるツキノワグマとジュゴンの位相」池田光穂
第IV部　「越境性」
8章　「共存を可能にする〈境界〉の再生産: マサイ社会におけるライオン狩猟とゾウの追い払い」目黒紀夫
9章　「隔離された越境性の再検討：エチオピアの獣害対策におけるローカルな境界認識を手がかりにして」西﨑伸子
10章　「動物にひそむ贈与：人と動物の社会性と狩猟の存在論」ポール・ナダスディ（PaulNadasdy）; 近藤祉秋訳
· · · · · · (收起)